作家と編集者で一緒に成長していく。マンガ専科で得たもの
「マンガ家の成功をサポートする編集者も育てていきたい」という想いから、コルクラボマンガ専科3期で新設された「SNS編集者枠」。インターネットの会社で企画職をつとめる山中 羽衣さんは、編集者枠の第1期生としてマンガ専科に参加してくれました。実際に、マンガ専科で何を学べたのか?受講した感想について等、インタビューを行いました!
ーーコルクラボマンガ専科初の「SNS編集者枠」に参加しようと思ったきっかけを教えてください。
知り合いがマンガ専科を受講していて話を聞いていたので、以前から気になってはいました。第3期で編集者枠の募集が始まったことをTwitterで知り、すぐに応募しようかなと思ったものの、私自身シャイな性格ということもあり、「入った後に馴染めるかな...」「ちゃんとコミットできるかな...」と1週間ほど悩みました。
(▼)マンガ家専科第3期で新設された「SNS編集専科枠」!
ーー応募する決め手は何だったんでしょう?
仕事で作家や作品に関わる機会があるのですが、「作家とどう向き合っていくのがベストなのか?」で悩んでいたんです。マンガ専科ではそのあたりのヒントがもらえるかもしれないなと思いました。
また、悩みながらもカリキュラムを何度も見直して、「無駄になることはないだろう!」と思い、思い切って応募しました!
ーー実際、講義を受けて参考になった部分はありますか?
はい!当時、社内では他の編集者の打ち合わせを見る機会がなかったので、講師の方が作品にフィードバックする様子を見ることができてとても参考になりました。また、佐渡島さんはコルクの所属作家さんとの打ち合わせも外部公開されているので、併せてそちらも参考にさせてもらっていました。
ーー特に印象に残っている講義はありますか?
印象に残っているのは、初回の講義「マンガ家になるとは?」(講師:佐渡島)です。講義の中で佐渡島さんが「おもしろいマンガは”型”で作ることができる」というお話をしていたのですが、覚えた「型」をもとに受講生のみなさんの作品に反映されていくのを目の当たりにできたのは面白かったです!また、自分自身も創作の「型」を学んだことで、作品を見る解像度が上がったと感じます。
ーー創作の型を学ぶ以外に、編集者として「作品をどう届けるか?」という点で学びになったことはありますか?
佐渡島さんが編集者向けに行った講義(3期は5月・10月に1回ずつ実施)で、「コンテンツもキュレーションしていく時代」という話をしていて、編集者メンバーで作品をtogetterにまとめてみたり、SNSで作品のリツイートをしてみたりしました。本の帯文を考えるような気持ちでtogetterのタイトルや引用リツイートの文章を考えたりすることで、コンテクストを考えることをより意識するようになった気がします。
(▼)山中さんが作成したtogetter『今日も死ねませんでした』
ーー仕事との両立はどうでしたか?
最初の方はリアルタイムで講義に参加出来ていたんですけど、後半は仕事との兼ね合いで参加が難しくなり、リアルタイムで聞ける日は少なかったんです。でも講義のアーカイブを翌日には見れるようにしてくれているので、安心してリアルタイムを逃せました(笑)
ーー受講を検討している方へ向けてメッセージをお願いします!
マンガ家が成長していく様子を目の当たりにできることが面白かったですし、また、コミュニティの中で多くのマンガ家・声優と出会えたことが、自分に刺激を与えてくれました。マンガ専科は卒業後もOB・OGグループに所属できるので、そちらで引き続き活動していきたいと思っています。もし私のように受講を迷ったら、ぜひ挑戦してみてください!