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コルクのトピックマガジンVol.22(2024/5/24号)

こんにちは。コルクのトピックマガジン編集部、スタッフKです。
気づいたら春が過ぎ、もう夏なの?というくらいの暑さの日が続くようになりましたね。もうずっと暑いのでしょうか。梅雨はいつ来るのでしょうか。

コルクのトピックマガジンでは、晴れの日も雨の日も、なんとも言えない天気の日でも、あなたの日常に彩りを加えられるような、様々な情報を発信していきます。

ぜひ、今月も最後までお楽しみください。


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■『運命のリフォーカス』つのだふむ

星座がずっと変わらないように、人の運命も決まっている…。 そう考えることで、己の不幸な人生を悩まないようにしてきたカメラマン星野星哉は、ある日カメラに「10分後に死ぬ人」の姿が勝手に映し出されるようになってしまう。 この未来は、変えることができるのか?

■『大獄のバベル』羽賀翔一・ワタベヒツジ

かつて人々はバベルの塔を建設した。神に届くまで天高く。人々の願い、祈りを神に届けるため。主人公の兄弟は、病気の兄を救ってほしいという願いを神に届けるため塔に向かう。しかし、バベルの塔に集った人々に神は怒り、人々にある運命を課す。 その運命に飲み込まれ、引き裂かれながらも旅をしていく兄弟たちの冒険ファンタジー。

■『ステージライトの向こう側』秋野ひろ

お笑いサークルに所属しているトダタは、相⽅だったメグちゃんとコンビ解散したことをきっかけに、ネタ作りに悩んでいた。 プロの厳しい世界に⾶び込むため、⾃分の実⼒や周囲と向き合いながら成⻑していく。 学⽣お笑いの世界を舞台にしたヒューマンドラマ。

■『倫子と愛澄』つきはなこ

「あたし…先生と結婚するかも」 中学2年生の倫子と愛澄は担任の平井先生のことが好き。先生と仲の良い愛澄(あすみ)と比べ、なかなか距離が縮まらない倫子(りんこ)は愛澄にモヤモヤするばかり。 そんな時、愛澄に告げられた「先生と結婚」の言葉に、思わず反発する倫子だったが―

■『シンママ美影さんとイケメン保育士純先生はみよちゃんの胸キュン大作戦にタジタジです! 』はるむすび

シングルマザーの美影さんは、あることに困っている。 それは、娘のみよちゃんがイケメン保育士の純先生を使って、胸キュン作戦を仕掛けてくること… キュンと癒される、ほっこりラブコメ漫画

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羽賀翔一、ハシモトスズ、かっぴー、つきはなこ、えの、ぐみこ、川田大智、歩

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ヨガジャーナル

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●おまけ巻末コラム:「ありがとう映画館。ありがとうアンダーグラウンド。」(スタッフK)

物心ついた頃から、もうずっと映画館が好きだ。
人に相談することが苦手な分、悩んだ時はいつも映画館に駆け込んでいた。
だから映画館は「人生の師匠」とも言える存在だ。

映画館で観てきた数ある映画の中で、個人的にぶっちぎりで一番の作品が、「アンダーグラウンド」だ。

この映画に人生を救われたと言っても過言ではないので、少しだけその話をしたい。

ーー
「30歳になる日にしていたことが、その人のその後の人生を決める」

昔あるインフルエンサーがそんなことを言っていたことが、妙に心に留まっていた。そしていざ自分が30歳になる日。僕は人生のどん底にいた。

29歳の終わりに休職し始め、そのまま数ヶ月たった頃に30歳を迎えた。
30歳の誕生日、僕は暇を持て余していたので日課であるドトールでおじいちゃんおばあちゃん達の世間話を、ただひたすら聴いていた。

別にそれがしたい訳ではなくて、ただ何もやることがなかったのだ。

そしてそんなダラダラした時間の中、そうだ30歳の誕生日をどう過ごすかが大切なんだ!と思い出した。とはいえ、何もすることがなかったので、そうだ映画館にでも行ってみるか、と思いった。

調べてみると近くにある名画座で、昔観たことのある『アンダーグラウンド』がちょうどやっていることを知った。大学生の頃にTSUTAYAで借りてきて観て、良い映画だなあと思ったので、もう一度見てみようと思ったのだ。

1回目でも面白かった『アンダーグラウンド』という作品は、映画館で観るととんでもなかった。スクリーンからとんでもないエネルギーが溢れているのだ。

『アンダーグラウンド』をどんな映画か紹介するのはなかなか難しいのだけど、少しだけかいつまんで説明すると、第二次世界大戦中(とは名言してないけど)、ナチスドイツに侵攻されたユーゴスラビアのある村の人々が、侵攻から逃れるために、「地下の隠し部屋」に避難する。

そして見張り役の男が、地上の状況を見ながら適宜地下の人たちに伝えていくということになる。しかしある日、その男は地下にいる兄貴分が想いを寄せる女性に手を出してしまい、だんだん兄貴分を始めとした地下の人々が疎ましくなってしまい、終戦後も「まだ戦争が続いている」と20年(!)も嘘をつき…という話。

もちろんストーリーも面白いんだけど、この作品の一番好きなところは「喜怒哀楽」の感情が同時にやってくる、という体験ができるところだ。うまく説明できないのだけど、本当によく分からない感情に浸れるのだ。

そしてその体験を通じて、「喜怒哀楽」というのは別に元々人間の中に存在するものではなくて、便宜上、後から名付けられたものなんだ。人間の感情は4つだけなはずがなくて、「悲しいけど嬉しい」など、もっとたくさん存在するものなんだ。ということを体感させてくれる。

そして映画館から出た当時の僕は、こう思ったのだった。

そうだとするならば。

今抱えている「絶望」という感情も、別に元々存在するではなくて、後から便宜上「絶望」と名づけ分類しただけのもので、僕は勝手にその感情に浸っているだけなのだ。

だとしたら、勝手にその誰かが作ったカテゴリに浸るのではなくて、もっと自分の生の感情を見つめてみよう。「絶望」の先を見てみよう。

そんなことを考えたら、妙に覚悟が決まり、ぼちぼち社会復帰をしよう…と思ったのでした。なのであの日暇つぶしに映画館で『アンダーグラウンド』観てなかったらまだ社会復帰してないパターンもあるかもな、と時々考える。

ということで。

ありがとう『アンダーグラウンド』。
ありがとう映画館。

おかげさまで、なんとかやってます。

ーー

今月のコルクのトピックマガジンはここまで!
また次回お楽しみに!!


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