育児をしながら、プロマンガ家へ再挑戦!
コルクラボマンガ専科を受講中、Twitterでの”バズ”を連発!4月からウェブ連載「マイッカな毎日」もはじまったマンガ家の一秒さんに、コルクラボの秋月がインタビューを行いました!
――まずは、コルクラボマンガ専科を受講しようと思ったきっかけを教えてください。
私は昔、プロのマンガ家を目指していたんですけれど、挫折してあまりマンガを描かなくなってしまっていて…。育児をしながら家で一人鬱々としていたんですけれど、そんな時に、友人でありコルクラボマンガ専科1期生のよこせさんのマンガがTwitterでバズった話を聞いて。
(▼)1期生よこせさんのバズっていたマンガはこちら
”バズ”はどこか遠い世界の話のように思っていたんですが、知り合いが何万もいいねが付くレベルでバズるのを見ていたら「もしかしたら私も、いけるのかな!?」と現実味を帯びて思うことができたんです。それですぐに、彼が受講しているコルクラボマンガ専科のことを調べました。
――育児をされながらの参加は、どうでしたか?
子供がまだ小さかったので受講するか少し迷ったんですけれど、夫が背中を押してくれました。講義は平日夜なのですが、講義前に近くの駅で仕事帰りの夫と待ち合わせをして、子供を預けて講義に行く……なんて日もありましたね(笑)子供が寝ている時間しかマンガが描けないので、昼寝の1時間と、夜寝てからの時間で一気に仕上げる形で課題に取り組みました。時間が限られていたことで、逆に集中できたと思います。
――講義の中で、一番印象に残っているのはどの授業ですか?
山田ズーニーさんの表現実習ですね。自分の想いを表現することも、50人の受講生の濃厚な人生ドラマを受け止めることもとてもエネルギーを使うことで、へとへとになりましたけれど、おかげでマンガを描く時に「自分の感情をどう掘り起こしていけばいいのか」学べました。小手先の技術ではなくて、表現するとはどういうことなのかを教えてもらえましたね。
――Twitterにたくさん作品をアップされていて、バズった作品も多いですよね。
受講前は「完成していないものは出しちゃいけない」と思っていたんですが、ネームや設定など、制作過程もどんどん見せていくといいと講義で聞いて、今までより気軽にアップできるようになりました。一番バズったのは、バレンタインデーに上げたマンガですね。
実はこのマンガがバズるとは全く思っていなかったんですけれど、ホワイトデーに続編を描いた時に「待ってました」とか「このキャラはやっぱりこういう考え方なんだ」など愛着を持ったコメントをいただいて。
自分が作り出したキャラクターに対して、本当にキャラが生きているかのように接してくれる人たちがいることにとても感動しました。
――4月からはWEB連載も決まっているんですよね!
4月2日から、ていねい通販さんのwebサイトで「マイッカな毎日」の連載が始まります。何でも「まいっか~」で済ませるゆるいキャラが出てくるマンガで、育児などに真面目になりすぎて疲れている方に、楽な気持ちになってもらえる作品になればと思っています。
約3ヶ月の制作期間があったんですが、マンガ専科での学びを活かして、連載開始前からネームをSNSで公開したり、こんなアドバイスを受けたなど、作品ができるまでの試行錯誤の過程を見せる試みをしてみました。
――最後に、マンガ専科の受講を検討している人に向けて、メッセージをお願いします。
これからの時代のマンガ家になるためのヒントがたくさん詰まった講座で、技術だけでなく「マンガ家として生きていくにはどうするか?」ということを学べる場です。特に一人で行き詰まっている人には良い刺激になると思います。受講生は社会人や子育て中の方も多く、それぞれやることをたくさん抱えながらもマンガへの情熱を持って通っている人たちなので、そういう人たちと半年間交流するだけでもとても勉強になります。とにかく楽しい半年間だったので、参加して良かったです!
(▼)一秒さんの卒業課題マンガはこちらから読めます!
コルクラボマンガ専科第3期、2020年4月12日(日)まで申込み受付中です!
記事制作:秋月千津子 (コルクラボ)