マンガ家と共に学んで気づいたSNS時代の声優の生き方
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マンガ家と共に学んで気づいたSNS時代の声優の生き方

コルクラボマンガ専科の第3期より、忽然と姿を現した「声優枠」。
マンガ専科なのに声優のための枠があるとはこれいかに?
参加者はそこに何を期待してつどい、どんな体験をしたのか?
浅海さん、はるみちえつ子さん、雪深山福子さんにお聞きしました。


-- マンガ家を目指す人、声優志望者がともに学べば、めくるめく相乗効果がある(はず)! そんな目論見で「声優枠」は始まったようですが、みなさんはどのようにこの講座と出逢ったのでしょう。

雪深山福子:第3期の声優枠を受講していた、ほたかけるさんのツイートで講座の存在を知って興味を持ちました。私はふだん役者として活動しているんですが、役者って声をかけてもらい役がつかないかぎり表現の場が得られない「待ち」の立場と思われがちですよね。でもそんなことはないと思う。待っているだけじゃなくて、自分でゼロからお話をつくり発表の場も設けていったっていい
 いつかそういう活動をしたいと思っていて、頭の中で物語を考えたりしてました。ただ、いざ具体的なかたちにまとめるというところまではなかなかいけなかった。物語をつくるプロであるマンガ家はどうやって物語をつくっているんだろうといつも気になっていて、創作の現場に触れられるのは楽しそうだなと思いました。
 それともうひとつ、同期のマンガ家さんの作品にアフレコできるというのも魅力的でしたね。ふつう作品にアフレコするとなったら、作者の方にご連絡して許可申請をして、権利関係をクリアしてと、なかなかたいへんなことになりそう。フランクにアフレコできちゃう環境なんて、すごく恵まれてるじゃないですか。声優、役者としての活動も、自分で物語をつくり出すという目標も、どちらも並行して進められる絶好の機会な気がしたんです。

(▼)受講のきっかけとなった先輩インタビュー

浅海:マンガ専科出身の吉本ユータヌキさんの作品が好きで、ツイッターをフォローしていたんです。あるときリツイートでまたマンガ専科が始まりますよとつぶやかれていて、マンガ専科と声優枠の両方に応募しました。マンガは以前から描いていたし、かつて事務所に所属して役者をしていたこともあるので、どちらもやりたかった。事務局から声優枠でどうですかと連絡をいただいたのでそこに収まったんですが、受講中はマンガの課題も提出し続けていました

はるみちえつ子:私は声優の仕事をしていますが、スクールや養成所に行ったことがないのでスキルに自信を持ちきれず、声優のオンラインスクールをいつも探していました。その過程でマンガ専科の声優枠を見つけて、マンガもついてくるなんて楽しそうじゃない? と応募することに。マンガは小さいころから好きで、自分でも描きたいというのは夢でしたから。

-- 実際に受講してみて、内容は期待に沿うものだったかどうか?

はるみちえつ子:声優スクールとして声に関する技術的なことを細かく教えてもらえるわけではないので、そこは理解しておくことが必要ですね。私にはちょうど良かったけれど。弱気な「チキン」なので、声についてのキツいダメ出しなんかがあったら耐えられない……。
 マンガ家とのかかわりは濃密にできたのでよかったです。作品にアフレコをしたり、作品への感想を書き込んだり。いろんなかたちでマンガ家を応援できて、仲間意識も生まれたと思います。

(▼)はるみちさんの『初恋、ざらり』アフレコ

浅海:マンガ専科の授業はどれもおもしろかったんですが、教わった内容を声優枠としてどう生かすかは各個人に任されていたので、もっとやりようはあったかなとちょっと思っています。私はマンガの課題も提出していたので、そっちにかかりきりになってしまったところがあって。
 授業としては山田ズーニーさんのものが衝撃的でした。自分の過去から現在までをふりかえって自己をよりよく知ることができて、泣いてしまいました。そのあと、負の気持ちを前面に出したマンガが描けたりして、作品にもすぐいい効果が出ました

(▼)浅海さんの『世界地図』アフレコ

雪深山福子:自分としては得るものがたくさんあったけど、悔やまれる点がひとつ。無理してでもアフレコをもっとやればよかった。マンガを描くために参加していたマンガ専科受講者の全員に、すくなくとも1回ずつは声をあてたかったですね。作品によって自分の声との相性の良し悪しとか、テンポ感のいい作品は声をのせやすいとか、いろんな気づきが得られました。

(▼)雪深山さんの『狭間世代の英雄』アフレコ

--受講期間中に得たものや、これからの活動に生かせそうなことがらはありましたか?

浅海受講生同士フォローしあえて、仲間と呼べる存在を得られたのが何よりです。これからも好きなことに打ち込んでいくための一歩を踏み出せた感覚がありました。

雪深山福子:役者なんだからちゃんと発信をしろとよく言われてきたんですけど、SNSがどうにも苦手でした。ツイッターも気軽につぶやけなくて、投稿する前に何度も読み返しちゃうタイプで。でもマンガ専科で、表現も発信も「好きのおすそわけ」をすればいいんだと教わって、気持ちが軽くなりました。自分の興味あることを素直に発信すれば、反応してくれる人がいてつながりもできるとわかりました。自分のアフレコを発信するのも、クオリティを気にしたりして躊躇していたんですが、成長の過程を見せていけばいいんだという教えにノセられてはじめてみました。これからも続けていきたいと思います。

はるみちえつ子:これまで自分の声をSNSにアップすることは、なんだか怖くてしてなかったんですけど、マンガ専科に入ってからはすっかり慣れました。応援していきたいマンガ家さんも見つかり、つながりもできたので、今後も何か一緒にやっていきたいです。マンガ家から作品を借りて、マンガ動画専科の受講生が動画をつくりYouTubeにアップして、それに私たち声優が声をつけていくとか、みんなでコラボしていけたら楽しそうですよね。

(▼)はるみちさんのYoutubeチャンネル


★☆☆コルクラボマンガ専科第5期 募集受付中です!

【募集期間:〜9/13(月)正午12時まで!】

浅海さん
 Twitter   :https://twitter.com/vhee3756
はるみちえつ子さん
 Twitter   :https://twitter.com/Halmichi_Etsuko
 Youtube :https://www.youtube.com/channel/UCw5n6-gRBR9I_M0qslOOjSg
雪深山福子さん
 Twitter   :https://twitter.com/YUKIMIMOUNTAIN
取材・執筆:山内宏泰
Twitter:https://twitter.com/reading_photo   
note:https://www.yamauchihiroyasu.jp/




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