声優のスキルアップに直結。創り手たる漫画家の気持ちを理解すること。
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声優のスキルアップに直結。創り手たる漫画家の気持ちを理解すること。

株式会社コルク
コルクラボマンガ専科第5期に声優枠で参加していたのが、宅録からオーディオドラマまで幅広く声の仕事をしているなつこさんと、声優であるとともに漫画も描いてしまうひがとまさん。おふたりに、声優枠の使い勝手と居心地について、語り合ってもらいました。


ーー漫画家は何を考えているのか、ずっと気になっていた

なつこ 私はもともと山田ズーニーさんのファンで、ツイッターもフォローしてました。あるとき、コルクラボマンガ専科の募集が始まるよというツイートがあって、気になりチェックしてみたら、漫画家向けの講座だけど声優枠もあると書いてある。なんだこれは? おもしろそうだぞと気になったのがマンガ専科との出合いでしたね。

ひがとま 私のほうは4期受講生のざくざくろ先生が好きで、ツイッターをフォローしていたんです。すると、おすすめのところに他のマンガ専科出身の漫画家さんたちもたくさん出てくる。私は演劇に従事していて、もともと物語やキャラクターをつくり出すのは好きだったので、漫画という表現にも興味がありました。皆で楽しそうに支えあっている雰囲気もいいなと思って、応募してみることにしました。

なつこ 私は漫画を描きませんけど、漫画家さんと触れ合えるというのは魅力的でした。というのも、漫画やアニメをつくっている人の苦労や気持ちに興味があったから。声優の仕事をしていると、「このセリフはなんで出てきたのかな」などと思うことはよくあるんですよ。声優はすでに書かれたセリフや描かれたキャラクターを演じるしかないものの、その「素」をつくる人がどんなこと考えているのかは気になるし、知っておきたいとずっと思ってました。

ひがとま 声優枠の活動は、他の受講生の描いた漫画を簡単な動画に編集しつつ、アフレコをしていくのがメイン。個別に進めたり、なつこさんといっしょにやらせてもらったりといろいろでしたけど、なつこさんは漫画家の要望を聞き出したりしてすごいなと思ってました。根っこに「漫画家を知りたい!」っていう強い動機があったからなんですね。


ーー漫画家とともに発信できるメリット

なつこ ひがとまさんは、動画編集の技術がすごいですよね。私も少しずつ上達したかなとは思うけど、もっとスピーディにできるようになりたい。というのも、受講生の漫画の中からアフレコをしてみたいものをざっと書き出してみたら、30作品以上にもなってしまって。これじゃどう考えたって時間が足りない。どの作品もアフレコしていい状況というのは、声優にとって夢のような話なんですよね。通常は著作権の関係もあって、アップロードしていいキャラクターや作品なんてほとんどありませんから。それで「あれも、これも……」とつい欲張ってしまう。

ひがとま アフレコした動画をSNSなどにアップすると、漫画家さんの作品の力を借りながら声や演技をアピールできるから、すごくありがたいですね。漫画家さん側のフォロワーにも見ていただけたりするので。私もアップした動画が数千回の再生回数になって、「マンガ専科の発信力、すごい!」ってなりました。声の仕事の新人や、これから声優を志そうという人にはすごくいい環境だと思います。

なつこ 声優枠でも、講義はもちろんすべて聴けて参加できるのもいい。私は憧れの山田ズーニー先生の授業が受けられて幸せでした。自分のことをさらけ出す内容で、けっこう恥ずかしいことを大声で発表してしまいました。何か表現したいなら内側に籠もっている場合じゃない、そういうものづくりの基本姿勢をしっかり教えてもらえる機会でした。

ひがとま 私は受講期間中、漫画を描くことにも挑戦しました。漫画の描き方を一歩ずつ教えてくれるごとう先生の授業は、狙いに沿った課題を描いてきてもらって、その講評をしながら「課題にはこういう意図があったんだよ」と説明してくれるので、毎回腑に落ちました。

なつこ クリエイターの心構えを教えてくれた佐渡島さんの授業も響きましたね。創作第一じゃなくて健康第一じゃないと、豊かなものは生み出せないという話は、すごく納得感があります。

ひがとま マンガ専科の「見守りシステム」も助けになりました。ハッシュタグ付きのSNS投稿を、佐渡島さんやスタッフの方々が見ていて、いいねを押してくれる。これがすごく励みになるんですよ。


ーー声優としてのスキルアップに直結

なつこ 漫画動画をつくってアフレコするのを繰り返した経験は、声優としてのスキルアップにきっとつながると思います。動画を自分でつくっていると構成力が磨かれるんですよね。演じる作品の全体像がしっかり把握できる能力は、声優にとってもすごく重要。私はオーディオドラマの仕事などもするのですが、作品の構成を正確に読み取ることができれば、一つひとつのセリフの意図などがよくわかり、発声や間の取り方にどんどん創意工夫を入れられるようになる。コルクラボマンガ専科を受講したことで、ただ自分のやりたいように表現するだけじゃなくて、見てくれる人にどう感じてもらいたいか、まで考える視点が得られました。

ひがとま アフレコをたくさんしていくと、漫画家さんの視点が理解できるようになるし、作品について一所懸命考えるので作品愛も育まれます。そういえばなつこさんは、自主的に「アフレコ会」も開いていましたね。

なつこ はい、漫画家さんたちに呼びかけてZoomを開き、作品を持ってきてくれたらその場でアフレコしますよ、という集まりです。漫画家さんといろんなかたちでコラボレーションして、お互いのスキルアップにつなげられたらと思って。

ひがとま 幅広い作品のアフレコをするには、声優側も老若男女がそろっていたほうが役を振り分けられてやりやすい。声優枠をこれからもっと拡充していってくれたら、やれることも増えていっていいんじゃないでしょうか。

★☆☆コルクラボマンガ専科第6期 募集受付中です!
【募集期間:〜3/14(月)正午12時まで!】

日帰とまり(ひがとま)さん
【SNS】
Twitter  :https://twitter.com/higatomachine
夏井彩華(なつこ)さん
【SNS】
Twitter  :https://twitter.com/bittersweet1125
取材・執筆:山内宏泰
Twitter:https://twitter.com/reading_photo   
note:https://www.yamauchihiroyasu.jp

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「物語の力で、一人一人の世界を変える」をミッションにしたクリエイターエージェンシーです。 作品をあまねく世界に届け、クリエイターとファンが直接結びつき熱狂を生み出す世界をつくり、従来の出版流通の先にあるインターネット時代のエンターテイメントのモデル構築に挑戦します。